MNP予約番号の取得から乗り換え手続きまでの完全ガイド【主要キャリア対応】
更新日:2026年5月
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)制度を利用した携帯キャリアの乗り換えは、よりお得な料金プランやサービスを求める上で重要な選択肢です。データ容量・家族割・通信費の最適化を考えてキャリアを切り替える際に、スムーズにMNPを完了できるよう、本ガイドではMNP予約番号の取得方法から、新しいキャリアでの乗り換え手続き、さらには注意点まで、主要キャリアに対応した具体的な手順を解説します。
本記事は公式情報・各社公開情報を基に作成しています。
MNP乗り換え前の事前確認リスト
MNP乗り換えを始める前に、以下の点を確認しておくことで、手続きがよりスムーズに進みます。特に家族での乗り換えや、副業で利用する携帯電話の通信環境は慎重に確認しましょう。
- 乗り換え先のキャリアとプランの決定:
- 家族割引の有無や適用条件を確認し、月々の通信費がどの程度削減できるか試算しておきましょう。
- ご自身のデータ利用量(副業でのテザリング利用など)に合ったプランか確認が必要です。
- 現在お使いのスマートフォンが乗り換え先のキャリアで利用可能か(SIMロック解除の要不要など)を確認してください。
- 現在の契約状況の把握:
- 契約更新月以外の解約には違約金が発生する場合があります。
- 端末の分割払い残債がある場合、一括請求や継続払いとなります。
- MNP転出手数料の有無や金額を確認してください。
- 本人確認書類の準備:
- 運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど、乗り換え先のキャリアが指定する本人確認書類を準備します。
- 補助書類(公共料金の領収書など)が必要な場合もあります。
- MNP予約番号の有効期限の理解:
- MNP予約番号は発行から15日間の有効期限があります。
- 新しいキャリアでの申し込みには、有効期限が10日以上残っていることが推奨される場合が多いです。
- キャリアメールアドレスの継続不可:
- 現在のキャリアメールアドレスは、MNP転出後に利用できなくなります。重要な連絡先のアドレス変更や、フリーメール(Gmailなど)への移行を済ませておきましょう。
- 一部キャリアでは、MNP転出後もキャリアメールを有料で利用できるサービスを提供しています。
MNP転出後、現在のキャリアメールアドレスは使えなくなります。事前に重要な連絡先をフリーメールなどに変更し、必要であればキャリアメール持ち運びサービス(有料)を検討しましょう。
Step 1: 乗り換え先の検討と情報収集
まず、ご自身の利用状況やライフスタイルに最も合った乗り換え先のキャリアと料金プランを慎重に検討しましょう。通勤・通学やテザリングの利用頻度、家族の利用状況などを具体的にイメージすることが重要です。
- 家族全体の通信費削減を考慮:
- 大手キャリアの家族割や、格安SIMの家族向けプランを比較検討します。家族の利用状況によっては、データシェアプランが適している場合もあります。
- 副業でのデータ利用量を想定:
- 副業で外出先からPCやタブレットを接続するテザリングを多用する場合、大容量プランや無制限プランが必要になります。
- 安定した通信品質が求められる場合は、主要キャリアのサブブランドも選択肢に入ります。
- 提供サービスやサポート体制の比較:
- キャリア独自のサービス(例:エンタメコンテンツ、ポイントプログラムなど)や、困った時のサポート体制(実店舗の有無、チャットサポートなど)も考慮に入れましょう。
- 平日昼間に手続きの時間が取りにくい方は、夜間や土日も対応可能なサポート体制やオンライン完結のキャリアが便利です。
Step 2: 現在のキャリアでMNP予約番号を取得する
乗り換え先が決まったら、現在契約しているキャリアからMNP予約番号を取得します。取得方法は主に「オンライン」「電話」「店頭」の3つがあります。
主要キャリアでのMNP予約番号取得方法
多くのキャリアでは、ウェブサイトでの手続きが最も手軽です。電話や店頭での手続きも可能ですが、待ち時間が発生する可能性があります。
- NTTドコモ:
- My docomo(オンライン):24時間受付。
- ドコモインフォメーションセンター(電話):ドコモ携帯から「151」、一般電話から「0120-800-000」。午前9時~午後8時。
- ドコモショップ(店頭):営業時間内。
- NTTドコモ公式: MNPを利用した携帯電話・PHSからのりかえ https://www.docomo.ne.jp/support/mnp/
- au:
- My au(オンライン):24時間受付。
- auお客さまサポート(電話):au携帯から「157」、一般電話から「0077-7-111」。午前9時~午後8時。
- auショップ、au Style(店頭):営業時間内。
- au公式: 他社からauへのりかえ(MNP) https://www.au.com/mobile/support/guide/mnp/
- ソフトバンク:
- My SoftBank(オンライン):24時間受付。
- ソフトバンクカスタマーサポート(電話):ソフトバンク携帯から「*5533」、一般電話から「0800-100-5533」。午前9時~午後8時。
- ソフトバンクショップ(店頭):営業時間内。
- ソフトバンク公式: 他社からソフトバンクへ乗り換え(MNP) https://www.softbank.jp/mobile/support/mnp/
- 楽天モバイル:
- 楽天モバイルアプリ、またはWebサイトのMy楽天モバイル(オンライン):24時間受付。
- 電話での問い合わせ・店頭での手続きを希望する場合は、最新の問合せ番号・営業時間を公式サイトで確認してください。
- 楽天モバイル公式: MNP(他社から乗り換え)のお手続き https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/mnp/
MNP予約番号取得時の注意点
- 引き止め策への対応:
- MNP予約番号の取得時に、現在のキャリアから料金プランの見直しや特典の案内がある場合があります。ご自身の乗り換え目的を再確認し、冷静に判断しましょう。
引き止め策の提案は、現在のキャリアが顧客を失いたくない証拠です。提示された特典が、本当に乗り換え先のプランより優れているのか、冷静に比較検討する機会と捉えましょう。
- 手数料の確認:
- MNP転出手数料は、原則として無料となりましたが、一部キャリアや特定の契約形態では発生する可能性があります。念のため確認しておきましょう。
- 有効期限:
- 取得したMNP予約番号は15日間の有効期限があります。この期間内に新しいキャリアでの申し込みを完了させる必要があります。
Step 3: 新しいキャリアでMNP転入を申し込む
MNP予約番号を取得したら、いよいよ新しいキャリアでの申し込み手続きです。オンラインと店頭での申し込み方法があります。
オンラインでの申し込み
自宅や職場から手軽に手続きできるため、店舗に行く時間が取りにくい方におすすめです。
- 新しいキャリアのウェブサイトにアクセス: MNP転入の申し込みページへ進みます。
- MNP予約番号の入力: 取得済みのMNP予約番号と、現在の電話番号、契約者情報を入力します。
- 料金プラン、端末の選択: 事前に検討したプランや購入希望の端末を選択します。
- 本人確認書類のアップロード: 指定された本人確認書類の画像をアップロードします。
- 支払い情報の入力: クレジットカード情報や銀行口座情報を入力します。
- SIMカードの到着: 数日後にSIMカードや端末が自宅に郵送されます。
- 開通手続き: 同梱されている手順書に従い、オンラインまたは電話で開通手続き(回線切り替え)を行います。この手続きが完了すると、新しいキャリアの回線が利用可能になり、同時に古いキャリアとの契約は自動的に解除されます。
店頭での申し込み
専門スタッフに相談しながら手続きを進めたい場合や、即日開通を希望する場合は店頭申し込みが便利です。
- 必要書類を持参して来店: 本人確認書類、MNP予約番号、支払い情報(クレジットカード、キャッシュカードなど)を準備して来店します。
- 手続き: スタッフの指示に従い、申し込み書への記入やプラン選択、本人確認を行います。
- 開通: その場でSIMカードが発行され、多くの場合、即日開通が可能です。不明な点があれば、その場で質問して解決できます。
開通手続き後の確認事項
- 新しい電話番号での発着信ができるか。
- データ通信(ウェブ閲覧、アプリ利用など)ができるか。
- Wi-Fiを切断した状態で、問題なくインターネットに接続できるか。
Step 4: データ移行と各種設定
新しいキャリアでの開通後、スマートフォンのデータ移行や設定を忘れずに行いましょう。
- 連絡先・写真・動画の移行:
- iCloudやGoogleアカウント、PCへのバックアップなどを利用して、新しいスマートフォンにデータを移行します。
- アプリの再インストール・設定:
- 必要なアプリを再インストールし、LINEやSNSなどのアカウント設定を行います。
- 特に銀行系や決済アプリは、機種変更時の本人確認が必要な場合があります。
- APN設定(MVNOの場合):
- 格安SIM(MVNO)に乗り換えた場合、APN(Access Point Name)設定を手動で行う必要があります。新しいキャリアから提供される設定情報を参照してください。
- Wi-Fi設定の見直し:
- 自宅や職場のWi-Fi設定を新しいスマートフォンで行います。
よくあるトラブルと対処法
MNP乗り換え時に発生しやすいトラブルとその対処法を知っておくことで、慌てずに対応できます。
- MNP予約番号の有効期限切れ:
- 有効期限が切れてしまった場合は、再度現在のキャリアからMNP予約番号を取得し直す必要があります。費用はかかりません。
- 本人確認書類の不備:
- 提出した本人確認書類が不鮮明であったり、有効期限が切れていたりすると、手続きが中断します。再度有効な書類を提出してください。
- SIMロック解除忘れ:
- 現在使用している端末を新しいキャリアでも利用する場合、SIMロックがかけられていると通信できません。事前にキャリアショップやウェブサイトでSIMロック解除を行っておきましょう。
- キャリアメールが使えなくなる問題:
- MNP転出後は、元のキャリアのメールアドレスは利用できなくなります。重要な連絡先には、フリーメールアドレスなどを事前に伝えておく、または有料の持ち運びサービスを検討してください。
FAQ
Q1: MNP予約番号の有効期限が切れたらどうなりますか?
A1: MNP予約番号の有効期限が切れても、特にペナルティはありません。その番号は無効となり、再度MNP予約番号を取得し直すことで、乗り換え手続きを再開できます。
Q2: 乗り換え時に手数料はかかりますか?
A2: MNP転出手数料は、2021年4月以降、原則として撤廃されました。ただし、契約しているプランや時期によっては、旧キャリアの契約解除料や、端末の分割払い残債、乗り換え先の事務手数料などが発生する場合があります。各キャリアの公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
2021年4月の電気通信事業法の改正により、MNP転出手数料は原則無料化されました。しかし、乗り換え先の新規契約手数料や、旧キャリアでの端末残債、契約解除料(一部旧プラン)などは別途発生する可能性があります。
Q3: 家族で乗り換える場合の注意点はありますか?
A3: 家族で乗り換える場合、代表者がまとめてMNP予約番号を取得することはできません。各回線ごとにMNP予約番号を取得する必要があります。また、家族割を適用させるためには、全員が同じキャリアの指定プランに加入するなどの条件がありますので、事前に確認し、必要な書類を準備しておきましょう。
出典リスト
- NTTドコモ公式: MNPを利用した携帯電話・PHSからのりかえ https://www.docomo.ne.jp/support/mnp/
- au公式: 他社からauへのりかえ(MNP) https://www.au.com/mobile/support/guide/mnp/
- ソフトバンク公式: 他社からソフトバンクへ乗り換え(MNP) https://www.softbank.jp/mobile/support/mnp/
- 楽天モバイル公式: MNP(他社から乗り換え)のお手続き https://network.mobile.rakuten.co.jp/guide/mnp/